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家族の問題を外へ出す事。

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ここ最近、いろんな面でにいちゃんが退屈そうに見えていた。そして、やるべきこともなんかやれてない。。。。

できなかったことを責めるよりも、これからどうするかを話したかったけどいつになく反応の悪いにいちゃんに私がキレたのがきっかけだった。

呼吸が浅い、目の焦点があってない、話を聞けてない。過呼吸だと思った。紙袋を持ってきて呼吸させるけど、あまり効果なく。実はこの前に二回起きていて、どちらも15分ほどで収まっていた。でも今回は30分たっても治まる気配がなく、どうしていいか分からなくなった私は少しでも早くこの子を楽な状態にしてあげたいと思い、救急車を呼んだ。

911に電話して、息子が過呼吸で救急車に来て欲しいと言ったまでは覚えているけど、その後のやり取りはほぼ覚えてなくて、後にチビ二人が言うには警察官まで来てたらしい。

救急隊員の人は、ベッドに寝て紙袋を抱えているにいちゃんをみた途端、この体勢はダメだと紙袋も意味がないと言われて言われるがままに体勢変えたりしたけど状況は変わらず。仰向けだと呼吸がもっとしにくくなるらしい。

そこで、救急隊員の人にちょっと二人で外に出てもいい?と聞かれ、二人で庭へ。そこでなぜこんな息が苦しいのか、なんで手が痺れているのかを論理的に説明されて納得したらしくしばらくしていつもの状態に戻ったにいちゃんが家に入ってきた。

救急隊員の人は私に、親子のやりとりで激しくなることはよくあることだ。これはあなた達のビジネスだから私が口を出すことではないけど、これがもっと続くと気絶してしまう。それは危険なことだからどうやったら冷静に話し合えるかを親子で話し合う事が大事なことだよ。と諭された。

正直、911に通報するなんて思ってもなかったけどあの時の私にはできることがなくて、この通報によって虐待を疑われたらどうしようってことも頭をよぎったけど、何よりもにいちゃんに楽になって欲しい一心で救急車を呼んだ。実際頭の中パニックだったので、オペレーターの人ともまともにやりとりできず、結果事件を疑われて警察まで来ていたらしい。

沢山の人に迷惑をかけてしまったのだけど、結果的に私は他人に迷惑をかけて良かったと思った。家族の問題を自分たちで解決できずに、第三者を呼ぶって言うのは恥ずかしいことだというイメージがあったんだけど、事をオープンにして誰かに助けを求めた事で私よりもにいちゃんが楽になったように見えた。もしもあの時自分達だけで終わらせていたら、隠そうという気持ちが先立って後ろめたさとか罪悪感が私とにいちゃんの間に残ったように思う。第三者が冷静に状況説明をしてくれたことは家族にとっての大事を淡々と収めてくれたように思う。

そして、救急車が来たことで心配して助けの手を差し伸べてくれた近所のママたち。隣のジョージのママなんて、全てを承知で次の日から三日間泊まりでにいちゃんをプチ旅行に誘ってくれた。「今はマミーと離れて心から楽しむことが大事なのかもよ」と言って躊躇してるにいちゃんを家族旅行にいちゃんが連れて行ってくれた。本当に感謝。

3日経って帰ってきたにいちゃんはスッキリしてたし、他の家族と3日も過ごした事で自分の家族を客観的に見ることができたらしい。 私もずっと涙が止まらなかったんだけど、色々と考えることができた。私はもっと大きくならなければいけない、許容量の狭さが招いたことだと思う。私はキツイ性格なので、アリナシがかなりはっきりしている、おそらくそれは変えられないけどそれ以外の部分でもっと大きく構えることができるようになりたいと心から思った。





by redcardinal | 2019-06-17 12:33 | 家族のこと | Comments(0)

NYで踊りと子育ての日々。


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